20世紀を代表する偉大なる芸術家ピカソ
死の直前まで筆を握り続けた創作意欲の源とは ー
14歳から天才の名を欲しいままにしてきたパブロ・ピカソ。その画風は時代と人生によって変貌を遂げ、新しい色と形を描いてきた。70歳を越えたとき、彼に変化が訪れる。10年間連れ添った内縁の妻フランソワーズ・ジローとの別れ、友人マティスの死、そして最後の妻となるジャクリーヌとの出会い。南仏に引きこもり、人を遠ざけ、創作に没頭した最後の20年間。ピカソは老いと死をみつめ、その恐怖と戦いながら人生最後の主題に取り組んだ。
身内の証言が明らかにする天才の晩年
エロティシズム、死、そして最後の美神
前妻や実子などが語る当時のエピソードを交えて、知られざるピカソの在りし日を紹介。また、映画やテレビに影響された新しい構図を考案し、奔放で素朴な作品を描く一方で、露骨な性描写や難解さで物議を醸した晩年の作品を再検証する。さらに、作品のモデルとなり、最期を看取った妻ジャクリーヌの姿からピカソとミューズたちのとの関わりをも探る。